ブローフィル・シール・テクノロジー用TPE


ブローフィル・シール・テクノロジーを用いた医薬品包装のためのユニークな材料ソリューション


私たちは、特に使いやすさと触感の領域で、従来とは全く異なる可能性を開く医薬品包装のための材料ソリューションを開発しました。
この新しい熱可塑性エラストマー(TPE)は、変化すしつつある社会からの要求に応えるものです。柔らかく、心地よい触感、優れた操作性を持つこのTPEは、過熱水蒸気法による121℃での滅菌処理が可能であり、また滅菌後も高い透明性と機械的特性を維持します。さらに、このTPEはPPやHDPEの廃棄物フローの中でも、共通リサイクルが可能であることが証明されています。 


オリヴァー・クルーゲ|KRAIBURG TPE マーケット・セグメント・マネージャー、メディカルアプリケーション担当

この材料によって、透明性を維持しながらポリエチレンの柔軟性とポリプロピレンの高温でのオートクレーブ性を組み合わせるという、これまで達成されていなかった市場からの要求に応えることが可能になります。これらの新製品は、メーカーに対し、コンプライアンスに則った方法で、従来にはなかった全く新しい液体包装の機会を提供し、そしてユーザーにとっても前例のない利益をもたらすものです。私たちは、お客様の具体的なプロジェクトを参照しながら、このソリューションの詳細を紹介させていただければと思います。

オリヴァー・クルーゲ|KRAIBURG TPE マーケット・セグメント・マネージャー、メディカルアプリケーション担当


我々のノウハウが、貴社のアドバンテージになります
 

ブローフィルシール(BFS)プロセスを使用するメーカーは、KRAIBURG TPEの新しいソリューションによって利益を得ることができます。この材料は医療グレードのプラスチックで、THERMOLAST® Mコンパウンドのポートフォリオに適合し、VDI 2017の要件を満たしています。新しいハイエンドのTHERMOLAST® Mコンパウンドは、医療用素材メーカーや包装システムの開発者を直接の対象としています。


パートナー
 

Rommelag: (ロメラグ):新しいコンパウンドの加工性は、Rommelag社での試験ですでに確認されています。Rommelagは、液体や半固体の無菌充填と包装のためのプロセスであるブローフィル・シール・テクノロジーにおける世界有数のサプライヤーです。

Borealis (ボレアリス)は、ベースとなる Bormed™ メディカルグレードの材料を提供し、新しいコンパウンドの開発に貢献しました。先進的かつサスティナブルなポリオレフィン・ソリューションを提供する世界有数の企業として、BorealisはKRAIBURG TPEと提携し、変化する社会の要求に応える材料ソリューションを生み出しました。


ブローフィル・シールとは何を意味するのでしょうか?

 

ブローフィル・シール製造工程は、無菌製剤製造のいくつかのステップを1つのシステムにまとめたものです。最初のステップでは、材料を金型に押し出し、単回投与の容器を形成します。次に、液剤が充填され、その状態で直ちに密封されます。これらはすべて、人の手を介することなく、1つの工程で実現されます。


ブローフィルシールプロセスの概要 - 完成までわずか5ステップ


ステップ1:押出成形

まず、TPEからチューブが押し出されます。これをブロー成形の金型にかけます。

ステップ2:成形

金型がホースの底を閉じ、絞り、溶着します。マンドレルは、チューブの上部を金型に沿って膨らませるために使用されます。さらに、真空成形を使用することも可能です。

ステップ3 - 充填

充填物もマンドレルを介して無菌状態で金型に注入されます。

ステップ4:封止

マンドレルを取り外します。容器は、希望する密閉方式で、無菌状態で密閉されます。

ステップ 5 - 離型

金型が開き、製品が取り出されます。この工程は再び開始されます。



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